<Speaking マラギ>韓国語の自然な話し方~お疲れ様はいわないで
お店やサービス関連の場所で、顧客としての立場において、日本なら商品を受け取りながら「ありがとうございます」ですが、韓国ではあまり감사합니다(カムサハムニダ)は使いません。(状況によるので絶対ではないですが)
では、なんといえばいいのでしょうか?最も無難な言葉は・・
実は失礼な言い方
よく수고하세요~(お疲れ様です)も耳にするかと思いますが、状況によっては失礼な言葉になるので、おススメはしません。
日本でもお疲れ様、ご苦労様など、労う言葉は年上には使わない方がいいのと同じく、韓国でも年上には使いません。
よっぽどお店の人とフレンドリーな関係だったり、どうみても自分よりも年下だな~と思う場合は、気持ちを込めて수고하세요~というのもありなのですが、あまり初対面で使わない方がいいでしょう。
一番最適なのは
これですね。
안녕히 계세요.
うちの娘はレジで買い物をしても必ずこの言葉を使います。なんならお辞儀をしながら、レジのおばさんに「안녕히 계세요.」(さようなら)
年上はもちろん、年下に対してでもドンドン使える言葉なので、この言葉が習慣になっている方がいいかと思います。
*ちなみにさようならは2通りあるので注意です。自分が去っていくほうなら[안녕히 계세요]で、相手が去っていくか両者とも去っていく場合は「안녕히 가세요」です!
お買い物の場合は去っていくのは自分だけだと思うので、안녕히 계세요になります。
発音のポイント
히の部分は、「ヒ」ではなくて「イ」の発音です。
ほぼ聞こえるか聞こえないくらいの「アンニョンィ ケセヨ~」と言いましょう。
会社では?
会社で退勤するとき、日本なら「お疲れ様でした。」というのもありでしょうが、韓国ではやはり注意するべき言葉。
会社なら
먼저 들어가겠습니다~
日本でいうところの「お先に失礼します」ですね
ポイントは「帰る」の돌아가다ではなく「入る」の들어가다なので注意です!
その他には
먼저 가겠습니다.
내일 뵙겠습니다.
먼저 나가겠습니다~などがあるので、状況に応じて使えばいいかなと思います。
*家に帰るは、「집으로 돌아가다」よりも、「집에 가다, 집으로 가다, 집으로 들어가다」の方がよく使われます。家の(中に)入るという意味なんでしょうね、たぶん(苦笑)
食堂などでは?
レストランや焼き肉屋さんなどの「食堂」では、안녕히 계세요でもいいし、日本と同じように「ごちそうさまでした(잘 먹었습니다~)」でOKです!
まとめ
韓国人が使っているから、といっても、彼らは立場や場面、状況も考えて発していることが多いのですが、それをきちんと把握できているなら真似してもいいし、そうでないなら丁寧な言葉を使う、無難な言葉を使うほうがいいでしょう。
あと、韓国人ですらきちんとわかっていない「丁寧な言い方や表現」もあるので、ただ真似して使うのでなく、状況や場面に応じた言い回しができるように、学んでおくことが大切だと思います。