【TOPIK Writing 作文】社説で学習すれば無料で、さらにマラギにも繋がる?!

韓国の各新聞社には「오피니언」や「사설」というコラムで、TOPIK2の53番や54番の長文作文に適した文章がたくさんあります。無料で学習できる上に、文字数も54番長文の600~700字よりは幅広い500字~1500字ですが、その中に たくさんの中上級語彙や文法が含まれています。

さらに内容も時事的なものが多いので、一番安く、学習しやすいものではないでしょうか?

今回、いくつか例文にとって、分析してみました。

 

作文の重大POINT!

①序論、本論、結論

②一文を長く書く「連結語尾活用(複文)」

③「~と思う/考える」は使わない!

文章構成も養える

引用サイトはこちらです。

www.donga.com

(著作権のため、当ブログで全文掲載できませんので、上記リンクで確認してください)

 

少し長い1920字(空白含む)の文章ですが、54番問題の「序論、本論、結論」になっているので、 文章構成が養えます。

 

①文章構成

序論:体の痛みのデータ結果

本論:データから読み取った具体例→"이유는 무엇일까? "等

結論:痛みへの解決法

 

作文の問題をこなしていると、上記のような構成が多いことがわかります。

こういったオピニオン記事を読むことで、自然と文章構成が身についてくるので、よくまとまっているな~という記事をたくさん読むことをおススメします😊

連結語尾で1文を長く!(重文・複文)

日本では「1文を3行以内にまとめて、程よく句点で句切る!」ことが「最良の文章」と教えられてきたと思います。韓国は違います。

いかに1文を長く書くか!が「最良の文章」という考え方です。

 

<例>

1⃣

연구에 따르면 신체적 문제 뿐만 아니라 트라우마나 불안, 스트레스 같은 심리적 요인이 실제 통증을 유발하기도 하는데, 이는 다치거나 앓데서 비롯된 통증과 비슷하다.

 

2⃣

데이터를 살펴본 결과, 경제 상황이 나빠 질수록 사람들이 신체적 통증을 더 많이 느끼는 것으로 나타났다.

 

🕵青字は54番でも役に立つ言い回しです。

🕵赤字黄色マーカーの連結語尾(는데, 는 데서, 뿐더러<ここでは뿐만 아니라>)

 

3⃣

경기 침체기에 여성에 대한 직장에서의 압력이 높아질 수 있 , 반면 이들이 행사하는 권한은 줄어들 가능성이 높다는 점도 스트레스와 그로 인한 통증 수준이 높아지 영향을 주는 으로 보인다.

🕵上記の文章の場合、句点のあとに接続詞を入れ、さらに重文・複文(主語述語の文章が1文に2つ以上ある)になっています。

🕵太字は連結語尾

 

4⃣

구체적인 방안 중 하나는 경기 침체기 동안 기업이 직원의 재정 안정성을 보장해 주는 것이다. 예컨대 해고 금지 서약을 통해 

🕵本論や結論で具体例を指示される場合が多いので、丸々覚えます。

(구체적인 이유 중 하나는, 구체적인 사례 중 하나는 等)

🕵日本では「~で」となるところも、十中八九「을 통해」を多用するので、1つくらいいれておけばいいのかなと。接続の「예컨대」もよく使います。

 

韓国人はこうした「文章=上級者」という認識です。

上級文法

1⃣

자신의 고용 상태와는 무관하게 불황기일수록 더 크게 통증을 느꼈다.

ㄹ수록だけでなく後の더も一緒に使えると、上級者の文章の「呼応」ができていることになります。

 

2⃣

활성화한다는 점을 보여주는 연구도 이런 주장을 뒷받침한다. 

「裏付ける」という言葉は日常的によく使います。

3⃣

신체적 통증은 통증에만 그치지 않고 결근율 상승, 병가 일수 증가, 이직 주기 감소 등으로 이어질 수 있고 이는 개개인의 재정 상황 악화는 물론 기업의 노동력 및 경쟁력 상실로 연결된다.

로 연결되다.は「つながる」でもいいし「関連付けられる」などでも使える上級語彙です。

日本語で直訳の「連結する」と覚えていると、韓国文ではなかなか使えません!

 

・・・と、ここまで書ければ「上級者」間違いない「連結語尾」の活用ですよね。

 

思う/考えるは使用禁止!

この文章以外にも、社説、オピニオンでは思う、考える(라고 생각한다.)などはほとんど使われません。

どうしてもというなら생각할 필요가 있다.  생각될 수도 있다.という感じで使うのがいいでしょう!

まとめ

いかがでしょうか?

この

作文の重大POINT!

①序論、本論、結論

②一文を長く書く「連結語尾活用(複文)」

③「~と思う/考える」は使わない!

 

を使って少しでも加点を稼いでいきましょう!

最後に、こういった文章の語尾を「요, ㅂ니다」形にかえることで、マラギの練習にもなるので繰り返し音読するのもポイントです。(マラギ5.6番問題)